時間が少し空いてしまいましたが、あの頃の8000系の第4回、今回は2006年です。
2006年の本線の8000系はというと…
3月18日に大規模なダイヤ改正が実施され、準急主体から半蔵門線直通列車を主体とした運行体系へ変更されました。
これに伴い、伊勢崎線の久喜へ半蔵門線直通列車が乗入れ系統分断、日光線も南栗橋で系統分断がされます。
地上車の運用も大きく変更されます。
朝夕はこれまでの「準急」と同等の停車パターンである「区間急行」が運行を開始します。
この列車の運行区間はワンマン化による伊勢崎発着の列車が廃止となった以外は継承されました。
日中は南栗橋~新栃木間、久喜~太田(館林)間のピストン便、浅草~久喜間の補完として運行される「区間準急」の運行が開始20分おきで拡大、浅草~北千住間をピストン普通列車の運行等、半蔵門線直通列車との接続、補完する列車に使用されます。
本線口の8000系の動静として、第3回(2005年)でご紹介した浅草口で使用されていた800型、850型が館林へ転属、5050型や1800系が運用から離脱しています。
上記の列車も朝夕の一部の(分併を含む)区間急行を除き、10000系、30000系とと交えて8000系は運用に供されていました。
ダイヤ改正前の模様
まずはダイヤ改正前、1月に撮影した800型です。2005年から継続して浅草口で運行されています。
スーパー修繕車の8000系3編成もおり、車外スピーカーの付いた8000系を見る機会はかなり多かった記憶があります。
伊勢崎行の準急列車、1時間あたり1本は運行されていましたが、3月改正で大田にて系統分断により消滅しました。
朝の北千住駅、どちらも8000系で1番線は準急、2番線は竹ノ塚行です。
準急は6連のスーパー修繕車(81114F)です。
ダイヤ改正後の模様
続いてダイヤ改正後の姿です。
浅草~久喜間で日中運行されている区間準急、8580Fが充当されました。
同じく区間準急、こちらは8527Fが先頭のブツ6編成です。
久喜以遠で分断された伊勢崎線、ローカル運用にも8000系は充当されます。
朝は区間急行で浅草口まで顔を出し、日中は久喜、南栗橋以遠でローカルをこなすという車両運用パターンが出来たのもこの改正からでした。
朝の時間帯に撮影した遠方への区間急行。
新栃木、太田、館林と浅草口から遠方まで運行されました。
緩行線を走る列車も今は無き03系、20000型でした。
2006年の8000系の組成記録
そんなわけで、2006年の1年間で組成していた編成を一覧にまとめました。
先の記事と同様、全てではなく沿線で撮影していた写真をもとに抽出したものです。
ブツ6の間に挟まる編成や、一部不明な編成もあるのでその点はご容赦ください。