ぱっしょんと〜ぶろぐ

ぱっしょんと~ぶのブログです。更新が最近はご無沙汰ですが、Twitterも含めてゆるゆる更新しています。

【あの頃の8000系】その① 2003年頃の本線系統

 Twitterでも触れましたが、このところ、KATOから詳細が発表され模型化の機運が高まっている8000系ですが、ここに来てTOMYTECからも鉄道コレクションがも発売予告が出ました。
 明らかにKATOの製品化を意識してきていますが、バリエーションの有る鉄道コレクションの幅の広さと、床下やクーラーの造形がかなりしっかり作られている印象のあるKATOとで一長一短があるかとも思いますが、ともあれ簡単に8000系が手に入ることを素直に喜んでいます。
(我が家にあるGMキットの山をどうするか…ですが…めざせ712両!)


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 今回の中で注目すべきと思っているのは、8114Fや8501Fと言った「側窓にRのある初期車の修繕車」が製品化されたことが大きいと思っています。
これにより1次車の8101~15Fが車番を変えることで模型化が可能となります。(個人的にやりたい8118Fは手間がかかりそうですが…)


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 また、今後「ドア窓が(枠組みの地が露出していない)アルミ枠押さえである12・13次車の未修繕車」が製品化されることも示唆されています。
細かいバリエーションは創意工夫ではあるものの、これで大方のバリエーションは一通り出揃ったかな、と思っています。

 これらの製品は2003年(平成15年)頃を参考にしているとのことで、模型化される8000系をどう弄ろうかと思っていた手前、筆者もあの当時の8000系がどうだったかなぁと振り返ってみました。
まとめてみたモノを「あの頃の8000系」として何回かに分けて取り上げようと思います。

 筆者が東武を撮り始めたのはちょうど2001年頃からですが、銀塩写真でそう走行写真もマトモに撮っておらず、デジカメを手にした2002~03年頃から枚数を気にせず撮り始めました。これまでこの時期の写真は出していませんでしたが、いい機会なのでご紹介します。

 なお、当時のデジカメの画素数の低さや、遠出もそうできなかったのでほぼ西新井のカーブで撮影しているのと、私の腕も未熟なので編成の後ろが切れていたりぶれていたりと、写真のクオリティがお察しなのはご容赦ください…。

2003年の東武本線はというと…


 2003年3月19日のダイヤ改正から半蔵門線との直通運転が開始されました。記念HMを付けた30000系のほか、営団や東急の車両が平然と東武線内を走っているのは当時は驚いた記憶があります。
 運行ダイヤは、それまでのものと骨格は大きく変えず、浅草発着の「準急」の運行を基本に、日中隊は20分サイクルで半直車の区間準急が運行される形態でした。
 この当時の準急列車は8000系のほか、10000系列、30000系と運用は分けられていたものの、日中の浅草口は10分ヘッドで運行されており何でもござれ状態で、時折ブツ6の編成も来る状況でした。また、同じく同改正で小泉線の一部、大師線のワンマン化が行われました。

2003年の本線の8000系はというと…

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 8000系はというと、西新井、杉戸の両工場が健在で、出場する車両は2002年秋頃からは妻面塗装省略化が始まった時期でした。
 修繕工事については、2連のワンマン修繕車が出場していたほか、バリアフリー修繕車として8月に81113F、10月に81114Fが出場、東上線ワンマン+修繕併施工事が進められていました。


入場した8000系の妻面。この車両も出場時には妻面はジャスミンホワイト1色となっていました。

当時の8000系の運行バリエーションを見る

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基本的には「4+2」の組成でしたが、81113F、81114Fが登場して以降は6連の運行もありました。この写真は2003年5月10日に小菅で撮影した8126F+8539Fです。


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こちらは下り伊勢崎行準急で運行されている8501F。後々8131Fと運転台を撤去し固定編成化されてしまいましたが、この当時は本線で使用されていました。
なお、上り方の4連の編成番号は記録していませんでした。


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この当時は8571F以降の12・13次車がほぼ未修繕(LED修繕の8573F、ワンマン修繕の8575Fが修繕済)でした。
この写真は2005年5月24日に撮影した8572Fです。ブツ6で真ん中に挟まれた編成は不明ですが、上り方は8509Fでした。ちゃっかりしっかり「東武日光東武宇都宮行き」の準急です。2段表示なのが特徴で、LED表示でも健在でした。


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こちらも2005年11月29日に撮影した8579Fです。ブツ6で真ん中に挟まれた編成は不明ですが、この時も上り方は8509Fです。


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また、LED修繕を受けた81108F、81109F、81112Fは伊勢崎線に所属していました。
この後、森林公園検修区に転属し、青空工事でワンマン改造を行っています。
サイト上もネット上もこの頃の写真があるようでなかったので、改めて探してみると案外撮っていました。


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81107Fの西新井工場への入場回送、2003年9月に撮影したものです。この当時は本線に所属していました。バリアフリー(ワンマン)修繕を受けて東上線に回送されています。



ちなみに、2003年3月改正で大師線はワンマン化されたものの、亀戸線はまだツーマン運転をしていました。(ワンマン化は2004年10月)
大師線ワンマン化前は現在と同じく亀戸線大師線は共通運用化されていましたが、この時は車両の共通化ができないため、亀戸線大師線でそれぞれ春日部検修区への回送列車が設定されていました。亀戸線で使用される2連は特に運用の区別はなく、様々な編成が使用されていました。

2003年の8000系の組成記録

そんなわけで、2003年3月以降で組成していた編成を一覧にまとめました。
もちろんすべてではなく、3月ダイヤ改正以降に、沿線で撮影していた写真をもとに抽出したものですが、この当時の筆者はちゃんと編成前後を記録していたようです(我ながらよく撮っていたものです…)
ただし、ブツ6の間に挟まる編成や、一部不明な編成もあるのでその点はご容赦ください。
一部転属した編成に誤りがありましたので差し替えました(9/13 13:50)


次回は2004~05年頃の状況をまとめてみようと思います。