ぱっしょんと〜ぶろぐ

ぱっしょんと~ぶのブログです。更新が最近はご無沙汰ですが、Twitterも含めてゆるゆる更新しています。

253系「日光・きぬがわ」を作った話

だいぶ久々の日記です。

なんかもう年1でしか日記を書いていない状況で申し訳ないです…。
色々と10000系の形態違いやらあっちらおっちら追っていますがなかなかまとまっていません、どこかのタイミングでお披露目したいと思いますが…


そんな中、様々なイベントやらで日光、きぬがわ用の253系を「どう作ったのですか?」とお問い合わせをいただく場面が多くあったので、備忘もかねてまとめておこうと思います。
東武相直用の485系はラウンドハウスブランドで発売されたのですが、なかなか253系が製品化されないので、実車同様に作ってしまおうとなりました。
種車はKATOの253系成田エクスプレス6両セットです。着手は2011年の年明け頃、同年8月に開催されるJAMコンベンションに向けて約7カ月かけて製作しました。もう11年も前ですか、はえー…。

実車はというと…


東武相直用の253系1000番台は大宮総合車両センター東大宮センターに配属されており、485系の代替として導入されました。
もともとは2002年のFIFAワールドカップ開催時に製造された200番台を種車としており、台車が軸梁式のDT69/TR254となっています。
2010年に1000番台に改造された際に前面の非貫通化、外板の塗装変更、VVVF化等が行われています。

253系1000番台を作る。

今回の改造内容は以下の通りです。それぞれ紹介していきます。

① 前面の非貫通化と愛称表示器の設置


前面が非貫通化され、前面窓が拡大されています。前面窓をデザインナイフで拡大し、貫通扉の溝埋めをし塩ビ板をはめ込んでいます。
愛称表示器をはめ込むため穴を開口し、E257系のAssyパーツを取り付けています。

② 屋根部ビートの除去(Mc,M,Tc車)

KATO製品は1次車+2~4次車の6両であり、1次車の3両は屋根にビードがあります。
一方で種車となる200番台(5次車)はビードが無いため、屋根上のビードを削った上でパテ盛りをしています。(写真はパテ盛り中の様子)

③ 号車表示器の穴埋め

側面の号車表示器は改造時に埋められたため、同様にパテ埋めをしています。

④ 台車の交換と連結器のTN化


元200番台特有のDT69台車は形状が類似しているKATOのE257系のAssyパーツを使用します。
E257系はボディマウントタイプのKATOカプラーを使用している一方、253系は台車マウントのため床板にTNカプラーを取り付けています。
実車VVVF化されていますが、走行安定性等を勘案して床下は台車交換だけにとどめています。
しかも、動力ユニットが257系用と一致しないうえに、ダイキャストにTNを付けるのが面倒だったので、ここの周りの台車は253系のモノを使用しています。そのうち直したい…。

⑤ 車体塗色の変更
塗色はすべてMrカラーを使用しており、ベースとなる赤色はのNo108「キャラクターレッド」、オレンジはNo59「オレンジ」、黄色はNo4「イエロー」を使用しています。前面と側面の窓回りはNo2「ブラック」です。
転用改造に際して足回り(台車と床下機器)がN6グレーからN3グレーに変更されていることから、FARBEのN-002「床下グレー」に塗り直しています。

⑥ 車内の塗装
実車の車内のモケットは橙色と水色が交互にあることから、実車に合わせて塗っています。
何の塗料を使ったかは忘れました←
また、グランライトの電球色を入れています。

⑦ その他
実車は車端部の戸袋部分に小窓が増設されていますが、1か所だけ試しに作ってみたものの、ガラスパーツもない、6両分やる気力もないことからオミットし黒色で塗装しています。当時は3Dプリンターなんかもないのでねぇ…。
・前面の連結器はKATOカプラーですが、電連部分(フック)だけを取りスカートはそのままにしています。



あくまで見栄え重視でタイプが多いですが、かれこれ改造してから11年、所々ガタがきているものの元気に今日も走っています。
ほんと、KATOさんでもTOMIXさんでも出してくれませんかねぇ…。