ぱっしょんと〜ぶろぐ

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8000系の貫通扉の増設について

(この記事は、2014年5月に書いたものを再度修正したものです)

当時、東武8000系の本と称して出した同人誌がありましたが、
800型の貫通扉については発刊時には不明瞭だったので、館林に調査に行ってきたという件です。

ことの発端は850型の中で、852Fと855Fのモハ850-2の上り方に貫通扉があるのかという点で、800系、850系でも当該2編成のみ貫通扉があり、それ以外の編成には貫通扉はありませんでした。

これは、車内の保温対策として分割前の8000系時代に実施されているもので、修繕工事や定期検査に合わせて貫通扉を増設する工事を行っていたようで、ただし平成8年をもって増設工事が終了したようです。
800系と850系に限って言うと、81101Fが種車の802F・852Fと、種車が81103Fの805F・855Fには貫通扉が増設され、改造から漏れた編成が種車となった編成には貫通扉が無い、というカラクリでした。

んで、800型や850型に限らず、8000系について貫通扉の増設しているかという事を巡っていくと、修繕後の現在も貫通扉が増設されていない編成は下記の通り…なはずです。

【6連】
8156F、8157F、8158F、8160F、8161F、8162F、8164F(8200/8300/8800)
【8連】
8181F
【8連→4連】
★8189F・8190F(8200奇/8300偶)
【8連→3連化】
★801・851F(元8195F・8200奇/8300偶)
★803・853F(元8187F・8200奇/8300偶)
★804・854F(元8193F・8200奇/8300偶)


8181Fのモハ8281、妻窓が黒ゴム抑えてなく開閉窓となっています。


こちらも8164Fのモハ8264、妻窓が黒ゴム抑えてなく開閉窓となっています。。

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850型の場合、上が852Fと855Fでみられる貫通扉有りの編成の妻面。
下がその他の編成の貫通扉の無い編成。ちなみに800系の元モハ8200奇も同様となっています
(現在のモハ800-2・下り側)

特に模型を作るときには妻面が大きく変わってしまいますので、気を付けた方がよいポイントです。