ぱっしょんと〜ぶろぐ

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【5000系列の晩年】第1回 5160Fの廃車回送

2000年代の5000系列の動きについて

表立った遠出もできない昨今なので、2005~07年頃の5000系列の晩年の姿をご紹介したいと思います。
この頃の5000系列の情勢はというと、5000型は他車との併結が出来ずに館林地区に残るも2003年頃までに廃車、ダブルパンタを備えた新栃木の5050型も2001年3月で運用を離脱し、館林留置線に疎開されるも2003年に廃車されています。(以後、解体されずに残っていましたが、このあたりの話は次回に)

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5070型は2004年10月に実施された野田線ダイヤ改正に伴い、車種が8000系が統一、駅間走行時分の見直しに伴いスジに乗れないことから撤退、他線区へ転用されることなく廃車されたことから、これ以降運用に供されていたのは新栃木と館林に配置のある5050型でした。


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しかし、館林地区においては、2006年3月18日のダイヤ改正から全線区でワンマン運転が開始(800型・850型+8000系2連が供用)されることに伴い、徐々に5050型の淘汰が開始されます。
宇都宮線についても2006年12月に5050型の運行を終え、8000系、10000系、30000系等に置き換えられました(その後、2007年10月から8000系のワンマン改造車を用い、全線区でワンマン運転が開始されます)

5160Fの廃車回送

前置きは長くなりましたが、第1回は、2007年2月23日に実施された5050型の5160Fの廃車回送です。
この当時、宇都宮線で使用されていた新栃木所属の5050型は、5161Fが2006年9月末に館林駅の留置線に疎開、2006年11月頃から5155F、5157F、5162Fと順々に廃車され、この5160Fが予備車扱いで新栃木に残る最後の1編成となっていました。

5160Fは2006年11月に開催されたに実施された東武ファンフェスタにも展示されたもの(残念ながら私は行けず写真が無いのが悔やまれますが)ですが、この日に廃車回送があるとのことで撮影に出かけたのでした。

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日光線を南下してきた5160F、この日はあいにくの雨で露出が出ません…。
この時も同業者は数名しかおらずまったりしたものでした。


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…が、このタイミングで人身事故が発生、何とか春日部にたどり着くも、渡瀬までの回送は運行時刻は未定となり、春日部駅で抑止されてしまいました。
何時に折り返すのかは全くわからず、ひとまず各部位の写真を撮って待っていました。


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妻面にはまだ塗装が省略されておらず、帯が回り込んでいるのが特徴でした。


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検査票部分のアップ、2004年12月に検査を通過していますが杉戸工場で施工しています。
また、5050型は78型からの車体更新車であることから、更新前の車号が記された銘板が付けられています。(これは6050系も同じですね)



連結器周り。
車体側の色が飛んでしまいましたが、配管周りは8000系と同じながらも台車回りが重々しいFS-10となっています。また、杉戸出場車であることから胴受周りがグレーとなっているのが特徴です。
ちなみに、西新井工場から出場した編成は白色になっており、担当工場による違いの一つでした。
(↑の写真は西新井工場の出場線に居た81105Fのクハ84106を撮影したもの)


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抑止の間には同じ原型顔の8104Fとの並びが見られました。
片や初期修繕車であることから、細かな部分での違いが見て取れます。


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また、今となっては634型となった6177Fとも顔を合わせました。
下りの回送は回送時刻が不明であったことから、今回はここで撤収しました。


以下、各車両の形式写真をご紹介します。
停車位置の関係から海側しか撮影できず、雨のため露出がまるでなかったので画質がお察しなのはご承知おきください。
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そんなわけで、第1回は新栃木に残った最後の5050型の廃車回送の様子をご紹介しました。
既に廃車から13年も経っていることに唖然としている感はありますが、なかなか5000系列を出すタイミングもないので、次回は、館林地区や渡瀬北で解体待ちとなっていた5050型の姿をご紹介したいと思います。