実はもう一件
嬉しいニュースがあります。
先ほどご紹介させていただいた,八戸鉄道・バス研究会さまよりもう一件,足立営業所で活躍していた2503号車が,南部バスに転属したとのことです。
現在改造中とのことで,出場が楽しみな限りです。
現役時代の2502号車(2503号車と同型)
試作ワンステップの行方を追う。
これまで,東武バスには,ノーマルの富士重7Eボディを架装したU-LV324という車両が多く制作されました。
ツーステップの車両が多い中,平成4年頃〜平成7年にかけ,試作としてワンステップバスを何台か製作した経緯があります。
ワンステップの車両はほかの車両と区別するためにフロント部分を黒色のFRPでかたどられたパーツをはめ,バンパーを従来の黒のものでなく,ボディカラーと同じオレンジとしている車両がいるのです。例として、上の写真みたいなのがそう。
ぱっしょんと〜ぶの方でもこんな特集を立ち上げています。
んで。
近年のノンステップバスの増備に伴って,これらの車も除籍されはじめました。
平成18年に沼南車庫を友人と訪れたときに2375号車が除籍されていて友人と「エエェー」となったのもいい思い出,その後平成20年ごろから徐々に消息を掴めなくなっていました。
が,どうもスクラップにされず,あちこちの地方の事業者に飛ばされていたようです。
平成20年には,八戸鉄道・バス研究会のHIROさま(当該記事にジャンプします)より,2374号車が南部バスに転属したとの情報をいただき,嬉しく思ったのも束の間,このたび,バスフォーラム鹿児島さまからこんなのが最近走り出したと画像を頂きました。
U-LV324L 元2440号車(葛飾)
特徴的な黒フロントが残っている状態で走ってる…!
早速元の種車の特定をしたら,元葛飾営業所にいた平成6年製の2440号車。
ちょうどいい機会なので,他の車両がどうなったのかちょっと調べてみました。
もともと,東武に在籍していたのが全部で8台と思われます。
・H4年組
2203(足立?・未撮影)
2204(足立?・未撮影)
・H5年組
2269(足立・未撮影)
2270(足立・未撮影)
・H6年組
2374(足立・撮影済)
2375(足立→上尾→沼南・撮影済)
・H7年組
2439(八潮・一応撮影済)
2440(葛飾・撮影済)
これがどう散ったかと言うと↓
・H4年組
2203 →弘南バス(弘前・黒フロント残存)
2204 →弘南バス(五所川原・撮影済み・黒フロント残存)
・H5年組
2269 →新常磐交通(いわき・黒フロント塗りつぶし済)
2270 →藤田荷役(苫小牧イオン送迎バス・黒フロント残存どころか東武塗装のまま)
・H6年組
2374 →南部バス(八戸・黒フロント残存)
2375 →呉市交通局(黒フロント塗りつぶし済)
・H7年組
2439 →エアー沖縄(黒フロント残存・那覇空港ANAランプバス)
2440 →鹿児島交通(黒フロント残存)
・・・いやいや全国に散りすぎでしょう。
北は北海道,西は呉,南は沖縄ですかそうですか。
参考までに元2204号車,以前青森の津軽鉄道を訪れた時に撮影したもの。
青森には同じく弘南鉄道バスにもう1台と,八戸の南部バスに元足立の2374号車が在籍しています。
さらにバスともなると電車以上に資料が無く,どうもこの各車両,車内の仕様が年度ごとに違っているようなんです。
H4,5組は形態すら不明,H6組はハイバックシートで4つ折り戸,H7組はノーマルで4つ折り戸・・・。
今のところBJハンドブックとバスラマが唯一の命綱です…。
うーん・・・。ひとまず譲渡車を撮りに行こうと思うのですが…遠いの一言に尽きます。
※もし,東武時代のお写真や,形態についてご存じの方がいらっしゃればご教授いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
こんなのが見れました。
過去に本線系統で見られた2段表示と言えば、有名なのは東武日光/東武宇都宮行きなどが、
前面の行先表示が2段になることで有名でしたが、実はもう一つ、面白い表示があったりします。
こんなの。実は、50050系が「東武動物公園」と表示しようとすると表示器本体の幅が足らないのか、
東武
動物公園
と2段で表示されるのです。
側面はこんな感じ。結構キッツキツです。
(とは言いつつも、K車やS車が東武動物公園を出すと本当にキッツキツになります。以前通勤準急の運用に入っている時などは急行表示が黒抜きだったので本当にキッツキツでした…。)
たまたま代走で走っていたようで、何か違うと思ったらまさかの2段表示。
半直の東武動物公園行きは何本か運用されていますが、東武車ではあまりお目にかかれる機会がないのかな、と思って撮影したのですが、調べてみると、実は朝に1運用あるんですね。。。(80T)
春日部所属の亀戸・大師線用車にホーム検知装置取り付け
4月9日、8577Fにホーム検知装置が設置されているのを確認しました。
先頭車のステップ下に設置されています。
形状は京浜東北線の209系等に採用されているのに似たもので、装置からホームに赤色のレーザー光が照射されており、センサーが障害物を検知することで戸閉回路が動作するように変更されたのでしょうか?
昨年亀戸線や宇都宮線で扉の誤開閉があったことによる対策でしょうか、以前運転台にも「亀戸注意」と言う張り紙がしてありましたし・・・。この後他線の8000系にも普及するのか気になるところです。
・・・模型ではどうしましょう。再現しましょうかねぇ・・・。
一応参考文献を載せておきます。(4月12日チェック)
http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_21/Tech-21-21-26.pdf
(ホーム検知装置関連)
お見舞い申し上げます。
この度の大震災は、本当に「未曾有」な災害となってしまいました。
東北の方々のみならず、関東にも地震の影響がひしひしと感じられ、
停電で電気のありがたみがわかる今日この頃です。
以前旅行で訪れた行った東北は本当にきれいでした。
人も温かい、街も温かい、食べ物もおいしい。そんな素晴らしい東北に、
1日でも早く戻ることを願ってやみません。